nobirukotoのブログ

今後5年間の伸びる事の想像をして参ります

復活する事 メイドインジャパンについて考えてみた

メイドインジャパンの響きは、何かいい感じがする。と思ったのは2000年迄かな。既に、メイドインという言葉は、ブランドにならない時代になっているような気がします。主観ですが、メイドインジャパンのこれまでと、今後を考えて見ました。

何故、メイドインジャパンはブランド力が無くなったのか。韓国、中国が製造業で台頭する際に、日本の設備メーカが、設備を沢山輸出をしました。この設備には技術情報が沢山詰まっており、簡単に製品を生産する事が出来るようになりました。そのため、製品の機能や、仕様に差が無くなったと思われます。

また、全ての消費財半導体化し、半導体さえあれば、簡単に組立る事が出来るようになりました。半導体の設備は沢山輸出しておりますので、資金さえ投資すれば、半導体を生産出来ます。勿論、設備にあわせて、技術者も沢山流出致しました。しかし、これは悪い事ではありません。日本にお金が入りますし、経済的には需要がある所に販売をするのは当たり前の事です。


元々、日本は機構や金型等の分野が非常に強く、職人と呼ばれる人も多く存在していましたが、機構の機能を半導体で補うようになると、日本の強みが削減されてしまいました。


また、各企業は地産地消(例:中国で生産し、中国内で販売を行う)や、地開地承(その土地で開発を行い、その土地で自社製品の承認を得る)等の考えのもと、メイドインジャパンの輸出ではなく、現地での生産に切り替えました。その為、メイドインジャパンは減少し、かつ、安価な物を消費者は求めるので、メイドイン〇〇の輸入を増加させました。勿論、為替の変動が大きな考え方の元になっております。


ここで、矛盾がありますのが、考え方が地産地消であれば、日本市場にはメイドインジャパンでいいのですが、輸入品が増えるという、日本市場では地産地消しないという、実態になっております。安価な物が良いとの要望により、自然と輸入品が増えたのでしょう。


ではメイドインジャパンは、無くなるのかという事はなく、新たな強みを活かして、ブランド力を付けていくと思います。例えば、製造業のロボット技術が日本が最先端であり、この技術を使って、メイドインジャパンは復活するでしょう。


また、日本がこれまで弱かったデザインや、新しい機能を生み出す能力は、今後発展すると存じます。それは、昭和時代の一律の考え方から、自由な発想や種々の仕事が生まれる事により、飛び抜けた人材が日本に登場しております。スポーツの世界では既に、世界でも飛び抜けた人が沢山出てきているのと同じです。


これまでと同じ様に技術の流出があると存じますが、その先は新たな技術で技術立国として、メイドインジャパンのブランドが活躍するでしょう。


是非、良い魅力あるメイドインジャパンの商品が生まれつづけて欲しいのと、少しでも、私自身が一翼を担えれば幸いです。